11月12日 マサチューセッツ大学の司書さんの訪問!

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書き込みが遅くなりましたが、11月12日(水)、マサチューセッツ大学の図書館司書、シャロン・ドマイヤーさんが事務所にいらっしゃいました。
シャロンさんは、30年前から大学図書館に日本語多読用図書を入れはじめ、今では1000冊以上になるそうです。シャロンさんのアドバイスのもと、100人以上の日本語履修者が本を借りていくとか。日本語多読の先駆者!

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学生に人気のありそうなマンガや児童書などに常にアンテナを張っていて、年に3度の来日の折にブックオフなどで購入していくそうですが、この日は、レベル1程度を読んでいる学生にお勧めの本はないかと事務所を訪問してくださいました。こちらも、日本語初級の大学生に人気のある本などの情報をいろいろいただくことができました。
「怪談レストラン」や「怪談えほん」は大人気だとか、赤ちゃん絵本の「ボードブック」は、みんなが嫌がるとか、日本語がぺらぺらのシャロンさん自身の大好きな児童書の話とか・・・。早速私たちもそれらを借りに行って読んでみました。日本語ネイティブが気がつかない点が多々あることに改めて気づかされ、とても勉強になりました。
そのシャロンさんの至言。「日本語の先生には多読導入が難しい。司書のほうがうまくいく」
なるほど~。「教えたい」先生より「本を好きにさせる」司書・・・。確かに後者のほうが理想的な多読支援者ですね。
「図書館多読」をこれからどんどん推進していきたい私たちにとっても希望の見える一言でした。
本の話は尽きず、ついつい話し込んでしまった楽しいひとときでした。
(粟野)