10月30日の木曜多読講座の報告(英語)! 「借りる・盗む・真似する」

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17日から10日間、イギリスに行ってきました。
(その話題は「町の名前をひとつ」の方で記事にしています。)

で、16日の分は飛ばして30日の回・・・

16日にYさんのベルギー、オランダ旅行とMさんの「コンポステーラ 巡礼の道」旅行が話題になり、30日はスライドを見ながらひさしぶりに Show and Tell をやることになりました。

お二人とも英語で説明することに慣れてきました。二人で1時間、Yさんはほぼ全部英語、Mさんは半分くらいまで英語でした! 特にMさんの変化は大きい!!

くわしい内容はおくとして、わたしにとってのこの日のハイライトを記録しておきます。
(とはいえ、Mさんの報告で、1日平均20キロ以上歩いて、ルートを地図を見せながら英語で説明してくれたこと、たこの柔らか煮が美味しかったことは書いておきます。)
ハイライトは、お二人の英語、そして前回から始まった「名作絵本の朗読をYouTubeを手本に練習してくるRead Aloud、どちらの場合も、「借りる・盗む・真似する」ことがやはり大切なようだと思われたことです。

特に分かりやすいと思われる例はYさんの次の一文です。
(YさんもMさんも発表の内容をメモしてきて、それを見ながら話しました。)

ベルギーでは道路が歩道と自転車道と車道に分かれていたということで、
自転車はかなりのスピードで自転車道を走ってくる。そこで道を横断する歩行者は

We have to look out cars and bicycles.

ということになるそうです。

でも、こういうところでサラッと look out と出てくる人は会ったことがないので、
どこでこの言い方に会ったのか、Yさんに尋ねました。するとOxford Reading Tree で
見たことがあると・・・

そうでしたね。尋ねたわたしがバカだった!
それにしても、見事な「借りる・盗む・真似する」だと思います。
この調子で、たくさん読んで、聞いて、観て、たっぷり借りて、盗んで、真似してほしいと思います。

同じことが音でも起こりました。
Bさんの「名作絵本のYouTubeお手本練習がうまくいったのです。
音も、リズムも、演出も、はっきりこれまでとは違っていました。

音でも、文字でも同じことが起きています。
つまり「借りる・盗む・真似する」の場合は英語の特徴を備えた文章や音になり、
そこから離れるにつれて、日本言特徴が侵入してくるということです。

たとえば、音では シャドーイング>名作絵本のYouTubeお手本>Book Talk の順に
英語の特徴がはっきり出た音から、日本語の特徴が強く出た音へと変化します。

また、書く方では Bite-Size Book Talk>Book Talk>Small Talk の順に
英語らしい文章から、学校英語の影響の残った文章へと変化します。

これについてはまた繰り返し話題にして、少しずつみなさんに伝わるようにしますね。