2014年10月5日(日)北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のり(2)

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北海道オホーツク大空町・酒井邦秀多読ワークショップ開催への道のりの続きです。今まで1度も自治体へ補助金の申請を行ったことのない当NPO会員の方による体験記です。

「自分たちの地域でもワークショップ・講演会を!」と思っている方がいましたら、ぜひ参考にしてください。そしてこちらでお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
過去の投稿はこちらからまとめて読むことができます。

この報告は当NPOが運営する「多読フォーラム」に先行投稿されており、それを少しだけ編集して紹介しています。原文や、続きが気になる方は多読フォーラムをご覧ください。一連の投稿は「おりひめ」という名前で投稿されています。

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Re: 【お知らせ】10月5日(日)酒井先生多読ワークショップ 北海道オホーツク大空町
by おりひめ » 2014年7月23日(水) 23:48

酒井先生 皆様

今日、正式に補助金「交付」の連絡が届きました!

10月5日(日)のワークショップに向けて、またひとつ階段をのぼった気分です :tongue:

それにしても酒井先生もお書きでしたが、個人のお教室やグループで講演会を企画し、招致した皆さんの熱意、実行力には、ほんとうに頭がさがります。そういう先達の皆さんがあっての今回だなあとしみじみ思います。

これからもここに至るまでのあれこれをこちらで書いていくつもりですが、「私もワークショップ招致したい!」の方や、「掲示板で書き込むのは気がひける。。。」などの方がいらっしゃいましたら、bigskytadoku2014★gmail.com(★は@に変換してください)まで、ご連絡ください。

あ、ワークショップ参加ご希望の方も上のメールにお申し込みくださいね。事前申し込み制です。先着50名です。

さて、今回は「教育委員会とのファーストコンタクト」の巻です。

2007年の旭川の酒井先生講演会以来、ずっと「妄想」していた大空町への招致。ただ、その「妄想」の中身が、、、

「酒井先生がいらっしゃったら、どこでお食事しよう」
「講演会にはどんな服装で行くのがいいのだろうか?」
「きっと自分は前フリをしなければいけないだろう。何を言おうかな~」

など、中身ではなく、瑣末なものばかり(汗)

そんな「イタイ妄想」の中にあっても、「自治体の補助金受けたい」のイメージがあったのは、近隣の市町村で、映画監督を招いて映画上映会を企画したり、絵本作家さんをお招きしての講演会をしたりなどの活動をしている知合いがチラホラいて、どうやらそういうイベントに「補助金」を出す制度があるらしいとわかっていたからです。

ただ、具体的にどこにどうお願いすればいいのか?のやり方については、何もわからないままでした。

そんな折、町の年度初めの広報で、町民の研修旅行や町民が企画するイベントに補助金を出す制度があるということを知り、「もしかしてこれを使えばいいのかな?」と、漠然と思っていました。そして、ちょっと自由になる時間が増えた今年、なんとなく「今でしょ!」の天啓(?)がくだり、「英語教育のことだから教育委員会かな?」と、そんなアバウトな感じで、今年の2月、教育委員会を初訪問しました。(3月になると年度末で先方も忙しいだろうから、相手にされないかも、、と思ったのと、年度初めの公募に間に合わせるには、2月がギリギリだと思ったからです。

実は、小さい地方の町だと、皆さん「地縁血縁」のネットワークが濃く、3人くらい人を介したらそれなりの部署にたどり着くらしいのですが、私の場合、そういうルートがほとんどないので徒手徒拳でした(とほほ)。

ただ、「英語多読なら、ゼロ歳児からシニアまで、幅広く楽しめるもの」という中身のコンテンツの強さには、メチャクチャ自信はありました!

「いいものだから、絶対受け入れてもらえる!」の確信です。

結果、、、、

「はい、出直し!」( :sweatdrop:

だいたい、何をどうたずねていいのかわからないままの訪問だったんで、相手に「あれ~、ヘンなおばちゃんが来たよ~」と警戒されても仕方ないですよね。いくら「英語多読は素晴らしい!」って強調しても、まるでそれこそ外国語を聞いているような顔を最初にお会いした方は、ずーっとしていました(汗)。

私自身もしどろもどろで、何言いたんだか、自分で途中でわからなくなる感じ(汗汗)。

なんとなくギクシャクした話合いになりましたが、そこでわかった補助金申請に関わるあれこれが以下。(これは、どの自治体でも似たような状況だと思います。)

補助金申請にあたっては、、、

1)個人では無理。実行委員会方式が望ましい。
2)利益誘導になるような活動はNG
3)申請は教育委員会ではなく役場の別の部署にいくこと。
4)実行委員会のメンバーは成人の町民が大半であること。

たしかに、巷のいろんなイベントでは「実行委員会」ってのがあるなあと、お話しながら考えていました。そして、シドロモドロで説明しながら気づいたのが、、、

あれ?私ってば、まだ

「いつ」
「どこで」
「どんな対象で」
「何時間くらいの講演会を」
「どのくらいの人数を相手に」

やるのか?すら、あんまり考えていなかったかも?ということでした。無料なのか有料なのか、さえもね :doh:

ということで、このファーストコンタクトをきっかけに、ようやく具体的に「酒井先生をお招きする会」についてのひな型作りに取りかかることになりました。
「妄想」が「構想」にレベルアップ。

この行政とのファーストコンタクトは、実りあるものだったとはいえ、かなりキンチョウしたものでした。正直、「次に行くのも楽しみ~♪」という気分になるものではなかったので、その旨、おりひめブレーンのAさんにもらしたところ、「こやつは、凹んでしまったのか?」と思われたようで、ありがたいことに、行政との交渉の経験が豊富なBさんに状況を伝えてアドバイスをもらってくれました。

Bさんから

「行政側は、とても慎重に物事をすすめるけど、基本的に住民が何かをやろうとすることは応援する組織だ。紆余曲折はあるかもしれないけど、簡単にあきらめないで、粘り強くいくべし」

というアドバイスを頂き、凹んでいたわけではないのですが、なんだか、とても勇気をもらえました。

あれこれ相談できる知合いがいるというのは、ほんとうに大切です。

そして、この2月の訪問から2ヵ月後の4月。待ち望んでいた「補助金あるよ~♪欲しい人(団体)おいで~♪」の告知が広報に掲載されたのです!

To be continued…..

「やさしい絵本からやさしい英会話へ」
★絵本を使った英語学習ワークショップ★
日 時: 2014年10月5日(日) 13:30~16:00
参加費: 1,000円(高校生以下:無料)
場 所: 北海道網走郡大空町女満別研修会館大会議室
対 象: 英語に興味がある一般 (小学生以上)(託児については応相談・調整中)
内 容: 絵本をスタートとした英語多読についての紹介と、体験ワークショップ
主 催:オホーツク英語多読を楽しむ会 (「大空町元気づくり応援事業」補助対象事業)
お申込&連絡先: bigskytadoku2014★gmail.com (★を@に変えてください)
twitterアカウント @okhotsktadoku
facebookページ オホーツク英語多読を楽しむ会

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Aさん、Bさん、そしてオホーツク英語多読を楽しむ会のみなさま、ありがとうございます。
いよいよ申請への一歩が始まりそう!次回もお楽しみに!

(大賀)