6月18日 木曜多読講座(英語)の報告!

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「話す・書く中心クラス」のみなさんには、1年から1年半くらいで卒業をめざしますと
伝えてあります、4月の開講時に。

(いつまでもずっと講座を受けているのでは、NHKの英語講座と同じです。
それに、いま「読む・聞く中心クラス」の人たちも1年か、1年半で離陸して
「話す・書く中心クラス」に入ってきます!)

それでわたしになんらかの焦りがあるのかもしれないし、
今まで「こんな方向で良さそうだ」と思ったのにすぐに踏み出さずに後悔したことが
何度もあるので、ちょっと先を急いでいます。

一つには、シャドーイングと劇薬シャドーイングの半強制。
また字幕なし多観の強制。そして一口大を意識してもらうことを半ば強制。
さらに話し言葉の半強制・・・

それぞれの時間
で、最初の1時間には家でできなかったことをやってもらいます。
つまり、後半1時間の「みんなの時間」のために、R/A(読み聞かせ)や
1-S B/T(1文ブックトーク)やBook Talk/ブックトークのメモ作りをしてもらう・・・
はずでしたが、水曜日のみなさんはほとんど全部準備ができていたので、
シャドーイングをやってもらい、一人一人順番に聞かせてもらって
次にどうするかを提案しました。

極端形やカタカナ音、学校英語の音が支配的な人には例によって
劇薬シャドーイングです。はじめは1日5分、
続けて Holes や Harry Potter のような速い英語を10分か15分からはじめます。
それで1週間経ってなかなか抜けられない人は劇薬を10分に延ばしたり、
英語はしばらくやらないようにしましょうと言ったり、まあ、さまざまな場合にさまざまな助言。
(細かいことは次の本をお楽しみに!)

そうだった。みなさん全員に、声の出し方をこれから考えていきましょうといいました。
言い出したのはほとんど思いつきなのですが、英語独特の分厚い音や耳障りな音を
しっかり出すには声の出し方も関係あるかもしれないと、ずっと前から考えているのです。

みんなの時間
みなさん準備してきたので、二人から三人のグループに別れて、R/A、1-S B/T、
Book Talk/ブックトーク。

そこでわたしの注文は、どんどん質問をしましょう と・・・
質問でどのくらい伝わっているか分かるし、どういうところについては説明を丁寧に
しなければ伝わらないか、分かります。お互いに質問で話し方、プレゼンテーションが
磨かれるというか・・・ ちょっとかっこよすぎる言い方ですが、おそらくそうです。

もう一つの提案は、どんどん絵や図や手振り身振りを利用しよう と・・・
特にOさんとUさんのBook Talkのように長い小説の場合はたいてい人間関係が
複雑で、紹介を聞く人はこんがらがります。絵や図を用意してあったり
(金曜講座のYさんなど)、目の前で図を描きながら説明するとわかりやすくなるはず。

最後に「字幕なし多観」のことを一言。「話す・書く中心クラス」を始めてまもないOさんが
おもしろいことを言いました。「ドクター・ハウス」を字幕なしで見始めたらたちまち変化が
あらわれたいうのです。前回観た回は字幕なしで3回観なければ話が分からなかったそうですが、
今回は2回で分かった、と。そしてそのあと「刑事コロンボ」を観たら、非常に聞きやすくて、
1回でトリックまで分かったそうです。大感激だったとか・・・

さ、だれでも「字幕なし多観」はなんの苦労もなく試すことができます。
だれにも言う必要はないし、だれもテストするわけではない!
ただ字幕を消して、物語を楽しめるかどうか試せばいい!
楽しめなかったら多読三原則の3番目「自分に合わない本(絵=映像)は
どんどん投げる」を実行するだけです!!

みなさんの報告を待っています・・・