5月25日第14回「多読のためのリライト講座」報告!

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遅くなりましたが、5月25日(日曜日)リライト講座の報告です。

海外の大学が夏休みなので、参加7名のうち4名がアメリカとシンガポールから。海外での「多読」への関心が高まってきたのか、この時期、多読クラス見学も多くなります。特にアメリカでは、多読クラス設置に努力されている先生がいらっしゃって、うれしい限りです。日本組の3人は、大学の先生と学生さん。

みなさん、活発で明るく、講座が始まる前から話に花が咲いて実に楽しく講座が始まりました。すでに何らかの形で多読をとりいれている方が多かったため、最初から、どんどん具体的な質問が出ました。

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★多読時間って教師は何もしていないように見える、お金を貰って何もしなくていい?
★学習者はなかなか1人では読まない。クラブやサロンだと、定着しない。どうしたらいいのか。
★よむよむ文庫と多読ブックスだけでは、行き詰る。
★学習者がルールに疑問を持ったとき、どうするか。
★多読授業の評価はテストなしだから、みんないい成績になる。周囲からそんなにいい成績をみんながとれるような授業は駄目だと言われる。他の言語との兼ね合い。クラスの成績分布に添わない。

多読体験は、短時間ですが、スペイン語の読みものも取り入れてやってみました。

午後はいよいよリライト体験。
題材は、イソップ「ウサギとカメ」(レベル0または1)

二つのグループは絵といっしょに物語全体を構成していきながらテキストを決めていきました。絵も楽しくどんどん進みます。が、ひとつのグループは、元のテキストの文をひとつずつリライトしてしまったようでした。そこで、まず全体を読んで、どうしたいかを考えてから絵とともにテキストを決めていくよう再度助言。ああ、そういうことなんだ、いちいちリライトしなくていいんだと納得してからはすらすら進みました。

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絵のお上手な先生が、毎回必ずいて・・・。

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あーだ、こーだと白熱する話し合い・・・。

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楽しい発表会。さすが、みなさん読み方にも説得力があります。

たくさんの意見交換ができた講座でした。そして、なんと時間中に、facebookの「日本語多読」グループが立ち上がりました! 多読に関心のある先生方、どうぞご参加下さい!
(川本)