4月10日 木曜多読講座(英語)の報告です!

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受講生のみなさんが事務所に到着すると、
最初に、読み聞かせや book talk の準備をしましたか?と尋ねます
それで座るテーブルを決めます。

(もちろん、みなさんいろいろな都合があって、いつも準備ができる
わけではないので、準備してなくてもちっともかまいません!
時間のあるときに準備すればよいだけのことです。)

ところが今回は字幕なしで映画やドラマを見ましたか?という質問で
座る席を決めました。実は次回は早くもその質問はなしにします。

というのは、字幕なし多観をやってきた人たちには一語からの
book talk をやってもらったのですが、これが非常によさそうなので、
次回は全員にやってもらいます。

一語で book talk とはまた奇矯なことを考えつくものだと、
自分でも驚きますが、要するに一口大からbook talk を始めてみよう、
という試みです。

東のテーブルの真ん中に Oxford Reading Tree の字のない絵本を
山積みにして、囲んだ3人の人に「さあ、各ページをよく見て、
そのページを一語で表現して内容を伝えるにはどうしたらいいか、
考えてください。 各ページの一語が決まったら、それをメモしてください。」
といって白い紙を配りました。それから15分間、みなさん5冊くらいの絵本に
目を通して、メモを作りました。

それから次の15分間はメモをちらっと見ながら、読み聞かせのような、
book talk のような、内容紹介をやってもらいました。
するとおもしろいことが分かりました。

*一ページ一語ずつだけれども、聞いていて結構おもしろい!
*絵をよく見ないと一語が選べない。

この二つの発見を元に少し広げて考えると、この一語 book talk は
多読講座に入ったばかりの時からすぐに始められる--日本語を
一語使ってもいいことにしましょう。

次回は全員でやってみます。

文法を考えて「正しく」という考えは入ってきようがない!
読むときの一口大とそっくりです。たとえばORTの最初は
人の名前しか出てこなかったり、Oh, Floppy! だけだったり--
文法を考える必要がありません。

それと同じことが話す方でも起きそうな気がします。
これである程度みなさん一語 book talk に慣れたら、
各ページを2語や3語で表現する、という風に一口サイズを大きく
していきますが、どうなっていくのかな?
果たして、英作文スピーキングや英作文ライティングからうまく
抜け出すことにつながるのだろうか?

実に楽しみです。