1月15日 水曜多読講座の報告です!

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きょうもたくさん書きたいことがありますが・・・

(わたしの今年の抱負 「スロー・ダウン!」 は先週ほどうまく行きませんでした。
ちょっと声を張り上げ気味だったと思います。68年間の癖は簡単には消えないようです。
来週はマスクをしようかと考えています。)

読み上げの練習をしてきましょう! と厳しく言いました。
わたしが課題を厳しく言うというのはめずらしいので、みなさんびっくりしたと思います。

つまり、読み聞かせ(朗読)はする方にも聞く方にも非常によいものだけれども、
講座では読み聞かせそのものをもっと楽しいものにして、
しかも話すことへそれには多読や多聴と同じく読み聞かせの「量」を確保したいと思うのです。

そこで、練習して来なかった場合は読み聞かせはしないこと、とお願いしました。

もう一つお願いしたのは、自分の読み聞かせの bite-size を意識しましょうということです。
たとえば Yさんは5語から6語くらいだそうです。4語ならほとんど文をリズムよく読めます。

(bite-size とは「一口大」のことと思ってください。
食べ物なら気持ちよく口の中で噛める大きさ、
文章なら、すっと抵抗なく、リズムよく、気持ちを乗せて読める一文の語数です。)

日本語と同じように、英語にちょっともリズムがあり音の仕組みがあるわけで、
それを少しずつ吸収するのに、この bite-size  という考え方はたぶん有効だろうと
今のところ考えています。

一方で、英語のリズムやメロディーや音の繋がり方や一つ一つの音を獲得するために、
聞き読みシャドーイングをしつつ、他方で朗読でその獲得した音を活かす。
それはいつか自分が話す英語の聞きやすさ(分かってもらいやすさ)にも通じるはずだと
予想しています。

これは大事なことなので、今後も報告を続けます。
というのは、何も講座に出なくても、自分の現在の bite-size を意識して、
それに合った素材で朗読(読み聞かせ)に慣れることは可能だからです。
つまり・・・

どんな素材でもよいので、とにかく朗読してください。
それでつっかえずに、リズムよく読める最大の文の長さがあなたの朗読 bit-size です。

(講座では朗読の時のリズムを意識してもらいます。「ここが言いにくかったでしょう?
ちょっと長すぎましたね」とか、「この文は長い割にリズムよく朗読できましたね。
文が実はいくつかに分かれていて、それをうまくかみ砕いたからですね」という具合に。)

最初は一文が1語か2語の短い絵本から始めて、一方で短い文の多い本を聞き読み
シャドーイングして、リズムよく読めるようになったら少しずつ一文の語数を増やして
いきましょう。

というわけで、bite-size を意識して少しずつ長い文を朗読することは
ほとんどだれでもできると思うのですが、どうでしょう?
同時並行で聞き読みシャドーイングをお忘れなく。
なお、bite-size 朗読 についてみなさんの質問、感想、意見を求めます!

ああ、長くなるとは分かっていたけれど・・・

読み聞かせではMさんが新しい工夫、Sさんが small talk ですばらしい下調べを、
そして Look and ask. では、新しいやり方が提案されて、講座はみんなで
作っています! みなさん、ありがとう!!

Sさんは前々回のMさんのsmall talk を聞いて、アメリカには(?)
おばあちゃんが孫たちのために Christmas socks を編んで贈る習慣があると
知りました。そこで、20年くらいも前にあるお年寄りからもらったサンタを
編み込んだ靴下の意味がわかって、そのことをsmall talk で話してくれました。

写真

ついでに(?)、インターネットで調べたクリスマスの贈り物についても
英語で話してくれました。たとえばクリスマスおむつ(赤ちゃん用!)が
あるのだそうですね。

受講生のみなさんはすばらしいのですよ、とにかく!
みなさん、機会があればぜひ一度講座を見学に来てください。
こういうことが「自分から学ぶ(獲得する)」ことなんだ! と目から鱗のはず・・・

(「自律的学習者」とよくいう文科省に見せたい!)